バスバー(ブスバー)
バスバー(ブスバー)とは
バスバーは電池などにおいて使用される大容量の電流を流すための電極です。
材質は主に銅が使用されることから「銅バー」と呼ばれることもあります。
英語では「BUSBAR」と表記されます。
使用される材質は「タフピッチ銅(C1100)」「無酸素銅(C1020)」の2種類が多いです。
弊社はバスバーの試作を得意としておりまして、車載用リチウムイオンバッテリーに使用されるバスバーをメインに製作しております。
通常のサイズの全長100mm以下のバスバーから大きいものでは全長2000mmのバスバーまで実績があります。
弊社の自動車関連のご紹介
バスバー(ブスバー)の加工方法
加工方法1
型抜き
簡易金型を作成してプレスで抜く工法です。切断面は量産時のプレス加工に近い切断面が必要な際に使う工法です。バスバーの種類ごとに金型費が発生するので少量の場合はコストが高くなります。
加工方法2
ワイヤーカット
ワイヤーカット放電加工機で切断する工法です。浸水式ですので熱による変形が起こりにくく、切断面も比較的細かい点が特徴です。従来バスバーの試作では最も多く用いられる工法です。加工に時間がかかるためコストも高くつく点と大きさに限りがある点があります。
加工方法3
レーザーカット
レーザーカットで切断する工法です。銅は通常の酸素レーザーや窒素レーザーでは加工ができませんでしたが、ファイバーレーザーの登場で切断できるようになりました。加工速度も速く、上記2つの工法よりもコストを安く抑えることができます。加工範囲は2,900mm×1,450mm×厚み最大10mmまで可能です。切断面はワイヤーカットよりは粗くなりますが、バスバーの試作においては必要十分であるとご判断いただくお客様が増えており、弊社一押しの工法です。
レーザー加工についてはこちら
バスバー(ブスバー)弊社の強みポイント
弊社強み1
切断工程
弊社は主にレーザーカットで加工します。
銅の切断をファイバーレーザーで行います。
レーザーカットは熱変形による歪みなど出やすい加工ではありますが、ご注文の形状の公差内に収める技術を持っております。
弊社強み2
曲げ工程
弊社はブレーキプレスで曲げ加工を行っております。
その時の品物のための治具を製作し、公差内に収まる正しい寸法のお品物をお作りいたします。
ブレーキプレスは角度・寸法にバラつきが出やすい加工方ですので、正確にお作りするために工夫をしております。
弊社強み3
出荷検査
画像検査機等を用い検査しております。
測定できない、難しい箇所などは、測定ゲージを使用します。
その品物にあわせた設計製作し形状、寸法を随時確認しながら加工を進めていきます。
丁寧に、厳格に出荷まで責任を持って製作を承っております。
弊社強み4
バスバーの絶縁処理
弊社は「絶縁塗装」に対応いたします。
バスバーの絶縁塗装の塗装類は粉体塗装になります。
塗装は他の方法に比べて、様々な形状にフレキシブルに対応しやすく
量産はもちろん少量の試作品などにも最適です。
バスバーの絶縁処理について
バスバーに関するよくあるご質問
Q
注文は何個から受けていただけますか?
A
試作品1つからのご注文にも、お受けしております。
もちろん小ロット、量産にも対応しております。加工内容も含め、お気軽にお問い合わせください。
Q
納期はどれくらいかかりますか?
A
内容と数量によりますが、お客様のご要望に沿えるようできる限り迅速にお応えいたします。
お急ぎの方は、ご相談ください。
Q
加工可能な材質は?
A
銅材ではC1020(無酸素銅)C1100(タフピッチ銅)が多いですが、最近はアルミニウム合金も多いです。
Q
加工可能な板厚は?
A
t0.05~t8.0まで実績があります。
Q
加工可能な長さは?
A
最長1,500mmまで実績があります。
Q
CADデータの作成から依頼できますか?
A
はい。ぜひご依頼ください。
当社ではVISICAMやCADMaCなどを使い、3DCADの製作からお受けいたします。
イメージ図しかない、現物はあるが図面がない…などお困りのお客様は、当社までご連絡ください。