歴史は繰り返される〜ビックマック指数〜

こんにちは！

値上げの10月ですね。。


「ビッグマック指数」をご存知でしょうか。

基本的に全世界同じ規格で製造販売される
「ビッグマック」の販売単価で各国の経済力を測るための
ユニークな指数の１つです。


2022年7月の指数で日本は41位で390円、
最も高いスイスは925円で実に2.4倍程の差があります。

急激な円安の影響はもちろんありますが、
約30年間基本賃金が上がっていない事を象徴しているようですね。



最近我々「ものづくり」の業界でも変化が現れ、
30年程前から製造拠点が海外に移転し
流出した精密端子類などが日本に回帰しています。


少し前なら中国などで生産されていた製品は圧倒的に
安く日本国内では太刀打ちできませんでしたが、
現在は価格差があまりない事を実感します。


大手メーカーや商社が「ものづくり」日本回帰を試みていますが、
もう一点大きな問題があります。

日本で30年前に生産していた工場が現存していないのです。

相次ぐ海外流出に輪をかけて中小零細企業の経営者の高齢化で廃業が相次いだためです。
当然ですよね。



今回のコロナパンデミックで
日本製品が海外のサプライチェーンに頼りすぎている事が露呈し、
様々な問題が浮き彫りになりました。


これからは国内で「ものづくり」を完結できる体制を
再構築する必要があるのではないでしょうか。